2017年07月03日

切迫早産を乗り越えて、元気に生まれてくれてありがとう

切迫早産のケアで大切なことは、いかに子宮に負担をかけないかという事だと思っています。

子宮に負担をかけないためにしたいことは、

  清潔にして感染を予防すること

  お腹を圧迫しないこと

  子宮を支える筋力を鍛えること

切迫早産とは、お腹が張ってまだ未熟な赤ちゃんが出てきてしまいそうになることです。あまり気にしてないかもしれませんが地球上には重力があるんですよね。重力に対抗する力が足りないと内臓も押されて下がります。子宮だって例外じゃありません。内臓が下がって子宮が圧迫されると子宮口が引き伸ばされ短くなります。圧迫されると血行が悪くなり免疫力も落ち、子宮の入口にバイキンがつきやすくもなります。バイキンにより炎症を起こすとお腹が張りやすくなり、破水してしまうこともあります。切迫早産になってしまうと長い方では数ヶ月じっとしていなければならずとても大変です。

切迫早産になる理由が分かると、病院で処方される薬以外にも切迫早産の予防やケアができると思いませんか?

妊娠中期から積極的に早産ケアをされた方が、先日出産されました。切迫早産で安静にしていると筋力が落ち出産時陣痛が弱くなりやすく自力で産めない方が多くいます。しかしこの方は、内服と自宅安静をしながら、骨盤を支え鍛えることも頑張ってくれました。その結果予定日の少し前、自然でとても上手な出産ができ、元気なお子様が生まれてくれました。嬉しいことに私が出産のお手伝いもさせて頂くことができました。妊娠中から出産までずっと関わらせて頂けたことは助産師としてとても感慨深いです。

切迫早産で安静中の皆様。赤ちゃんと自分のためにまだ出来る事があるかもしれません。前向きに考えてみませんか?お手伝いさせて頂きますので、より良い出産を目指しませんか?